2) ある日、突然に・・ [ちびちゃんの一生]
1997年9月21日
何の前触れもなく、突然その時が来ました。
朝、普通通り散歩を済ませ、家の中にいたちびちゃん、急に「キュ~ン」と声を出して外に出たがる素振り。おしっこかなと思いつつ外に連れて行くと、右足を引きずるような不自然な仕草と同時にすぐに左足もきかなくなり、全く立ち上がれない、いざった状態になってしまいました。
その後は掛かりつけの獣医さんで、更には紹介された大学病院で、MRIまで含めいろいろな検査をしました。結果は背骨の骨髄になんらかの菌が入り、炎症により神経が融け始めている、後肢麻痺のレベル1~5のうち最悪のレベル5、回復の見込みは無し、多分一生歩く事は勿論立つ事も出来ないだろう、というものでした。
今でこそ冷静に振り返る事が出来るけど、この時のショックは相当なものでした。ちびちゃんが可愛そうで仕方ありませんでした。今まで生きてた中で一番の悲しみだと思ったものです。
もう一生立つ事は無いと宣告を受けたちびちゃん、先生からは安楽死の意思をも打診されました。
なにしろ当時のちびちゃんは体重42kg、自分で歩いてくれないと・・・という大きさでした。そしてなにより大きな問題は排泄排尿でした。
背骨で神経がだめになっているので、全くの下半身不随状態! おしっこやうんちの感覚も無しです。うんちは溜まれば自然に押し出されるらしいのですが、おしっこは自然には出ません。
出ないと他の内臓も不全になり生きてはいけないのです。毎日通院してカテーテルで排尿させるのは負担が大きくとても無理でした。そこで、膀胱を絞る、圧迫排尿を教わったのですが、これがまた難しくて・・・・当時はこれにとても苦労しました。
退院して家に戻ったちびちゃん、幸いにも上半身は元気そのもの、ちびちゃんにしてみれば普通にお散歩とかも行きたいわけです。そこで車椅子を自作!しばらくは外に出る時は車椅子生活でしたが、まあなんとか自宅で生活していく目処もたち一段落といった感じで、3歳を迎えようとしていました。
1ヶ月以上の入院、数年に渡る通院でお世話になった、
日本大学アニマルメディカルセンター
退院してきた頃のちびちゃん。骨髄液採取の為に背中剃られてます(笑)
ここ、なかなか生えてこなかったっけ・・・
床ずれを防ぐために、いつも柔らかい所にいたね。
退院してからは今まで以上に飼主ベッタリになりました。
気が弱くなっちゃったかな~?
なんとか迎えられた3歳のお誕生日!
この頃は、来年も迎えられるのかな~って思ってました。
明日は「リハビリ編」かな~・・
本当に、ある日突然だったのですね。
急に歩けなくなった現実をつきつけられた、ちびそらさんも、とても心をいためたのでしょうね。
これが、我が家に起きた出来事だとしたら、私はちゃんと、ちびそらさんみたいに対応できるのかどうかと思ってしまいます。
私たち保護者は、そういう強さも必要なのですね。
どんな状態でも、おもいっきり甘えられる、パパやママが必要なんですよね。
この記事の最後の写真の角度、頭頂部がとってもかわいいです♪
by ゆう (2006-02-21 14:56)
読みながらポロポロと泣いてしまいました。(T_T)
なんだか、悲しくなっちゃった。。。
by ひめ (2006-02-21 23:35)
>ゆうさん
獣医さんが言ってました。
犬は痛みに強く、多少のことは普通に我慢しちゃうから、症状が現れる時には重症になってる場合があるって・・・
でもちびちゃん、ほんとに何の兆しもなかったんです。
突然でした・・・。
>ひめさま
お久しぶりでやんす。
そうだね~、昔、ひめとちびちゃんは玄関先のお友達だったんだもんね~。
ちびちゃんの為に、悲しんでくれてありがとう。
でも、ボロボロはオーバーだろ?
歳、とったか?
by ちびそら (2006-02-22 00:35)
ちびそらさん、もうだめです・・・
キーボードがぼやけてしまって、見えないくらいです。
辛すぎて、この後は読めそうもないかも・・・・
ちびちゃん、3歳になる前から、すごくがんばったんですね・・・・。
ランは、1年くらい目から時々ですが、
なんだか調子が悪そうに見えるときがあります。
ふてくされているとか、不安って言う感じかもしれないのですが、
年齢的に甲状腺ホルモンとかが、怪しげなんです。
獣医さんとの話し合いで、年齢的に、検査をすることが返って、
命を縮めることにもなりかねないので、元気なうちは、抗生物質を
飲んでしのぐことにしています。
今は、走ったり、近所のワンコとおやつをおねだりする様子を見ては、
ホッとしている日々です。
by (2006-02-22 01:02)
>ひまわりさん
そうなんですか・・ランちゃん、元気そうに見えても、高齢ですもんね~
やはり、色々と心配事は出てくるんですね・・
あ、次は辛い話じゃないからね、大丈夫だよ(笑)
最後の方は自分も書くのが大変かもしれないけど・・・
by ちびそら (2006-02-22 01:24)
すみません、なんかniceがつけれなくて…
つらいですね。
うーん、泣きそうだ…
by shimy (2006-02-22 03:14)
>shimy-911さん
この時は、本当に辛い思いをしました。
読んでくれてありがとう・・・
by ちびそら (2006-02-22 10:29)
突然、だったんだね。知らなかった。さっきまで元気だったのに・・・・・
動物は、私達飼い主が、察してあげられればいいんだけどね。
言葉がわからないし、具合が悪いときに、様子がわからなくて。
お互いに、イライラしちゃうことってあるよね!
アオのママのときもそうだっなあ・・・・・・・・・・
でも、元気になってよかったね。(*^_^*)
by (2006-02-22 13:44)
>マコままさん
こんにちは~♪おひさしぶり~♪
ほんとにね~、具合が悪い時とかは、しゃべってくれたらって思った事、たくさんありますよね。何も言わない所がまた、健気に感じちゃう所なんだけどね~・・
マコままさんはもう、たくさんのワンコとのお別れを経験しているんですよね・・・
きっと、うち以上に色々な思いをしてきたんだろうな~・・(涙)
by ちびそら (2006-02-22 18:41)
突然歩けなくなるってあるんですね。
読んでいてなんかちょっと泣いちゃいました。
by ユキサクラカエデ (2006-02-22 22:00)
人間も動物も同じですね。
事故や病気は誰にでも
起こりうること。
でも、やはり、悲しくて悲しくて
どうしようもないですよね。
by jewel (2006-02-23 13:08)
>ユキサクラカエデさん
この病気、人間でもたまにあるらしいですよ~。
風邪の菌が背骨に入っちゃったりするらしいです。
>jewelさん
ほんとにこの時は、なんでちびちゃんが~・・って、
可愛そうで仕方なかったです。
by ちびそら (2006-02-23 14:33)