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1) 喜びに満ちた日々 [ちびちゃんの一生]

1995年2月5日誕生~2004年6月30日虹の橋へ・・・

約9年5ヶ月の犬生を送った、我家の最初の愛犬「ちび」ちゃん。
過去のことではありますが、今日から暫くは、ちびちゃんの事を振り返りたいと思います。
なるべく多くの事を書き残して、いつまでも、ちびちゃんの事、忘れないように・・・・と、
自分自身の為でもありますので、読み流して下さい。

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1995年3月27日
ペットショップでダンボール箱に入れられいた2匹のゴールデンレトリバーの子犬。
細面でヤンチャそうな男の子と丸顔で優しそうな女の子。
男の子に踏み台にされていて、ちょっとかわいそうだった女の子の方を連れて帰りました。
ちびちゃんがうちに来た日、3月末とはいえすごく寒い日だったっけ。


1995年4月
コロコロでぬいぐるみのようだったパピー時代!
この頃はデジカメなんて普及してなく、あまり写真もたくさん無いんです^^;
一番かわいい時なのにね~・・・
1ヶ月もしないうちに「おすわり」「お手」「マテ」は完璧に覚えたよね~




先代たまちゃんに怒られてます・・・


1995年6月
生後4ヶ月、ちょっと写真を撮らないでいたら、あっという間に大きくなっちゃいました。
大型犬のパピー時代はほんのいっとき・・・、成長早すぎです。
だらしないオスワリ・・・

おやつを手にのせ、マテです。 「早く食べたいな~」

1996年1月
ちびにとっては初めての大雪!すごく楽しそうに雪の中を走り回っていたっけね~
今のそらちゃんも同じだけど、ゴールデンは本当に雪が大好き!

2006-01-07の記事に、動画があります♪

1996年2月5日
1歳のお誕生日です。毎年ケーキ買ってくれたけど、いつも見せてくれるだけ・・・
ほとんど貰えないんだよね~ 写真撮るだけ・・
 
たべたいな・・

1996年6月
1歳4ヶ月、まだ若々しくて、とてもきれいな体でした。


1996年7月14日
お散歩友達みんなで、近くの海に泳ぎに行きました。
泳ぐのは大好きだったちびちゃんも、なぜか海はあまり好きじゃなかったね。
しょっぱいからかな? 砂浜で穴掘りばかりして遊んでいたね。暑かったんだね。
お顔、砂だらけ(^-^)
 あづい~・・

1997年5月
まだ赤ちゃんだった、にゃんこの「めい」ちゃんと・・・
この頃のめいちゃん、夜はちびちゃんと一緒に寝てました。お母さんが恋しかったのかな~?

2005-11-03の記事に、ちびちゃんとめいちゃんの動画があります♪

1997年8月
2年連続で八ヶ岳キャンプです。このころまでの2年半、子供達もまだ小学生だったので、一家でちびちゃんと一緒にいろいろな所に遊びに行きました。思い出、沢山です。ちびちゃんにとっても、普通に健康なワンコとして、一番楽しく喜びに満ちた時期だったのではないかと思います。
元気だった頃のちびちゃん最後の写真です。

この約1ヶ月半後、1997年9月21日、突然の病がちびちゃんを襲うことになります。
続きはまた明日~・・・


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2) ある日、突然に・・ [ちびちゃんの一生]

1997年9月21日
何の前触れもなく、突然その時が来ました。
朝、普通通り散歩を済ませ、家の中にいたちびちゃん、急に「キュ~ン」と声を出して外に出たがる素振り。おしっこかなと思いつつ外に連れて行くと、右足を引きずるような不自然な仕草と同時にすぐに左足もきかなくなり、全く立ち上がれない、いざった状態になってしまいました。

その後は掛かりつけの獣医さんで、更には紹介された大学病院で、MRIまで含めいろいろな検査をしました。結果は背骨の骨髄になんらかの菌が入り、炎症により神経が融け始めている、後肢麻痺のレベル1~5のうち最悪のレベル5、回復の見込みは無し、多分一生歩く事は勿論立つ事も出来ないだろう、というものでした。

今でこそ冷静に振り返る事が出来るけど、この時のショックは相当なものでした。ちびちゃんが可愛そうで仕方ありませんでした。今まで生きてた中で一番の悲しみだと思ったものです。

もう一生立つ事は無いと宣告を受けたちびちゃん、先生からは安楽死の意思をも打診されました。
なにしろ当時のちびちゃんは体重42kg、自分で歩いてくれないと・・・という大きさでした。そしてなにより大きな問題は排泄排尿でした。

背骨で神経がだめになっているので、全くの下半身不随状態! おしっこやうんちの感覚も無しです。うんちは溜まれば自然に押し出されるらしいのですが、おしっこは自然には出ません。
出ないと他の内臓も不全になり生きてはいけないのです。毎日通院してカテーテルで排尿させるのは負担が大きくとても無理でした。そこで、膀胱を絞る、圧迫排尿を教わったのですが、これがまた難しくて・・・・当時はこれにとても苦労しました。

退院して家に戻ったちびちゃん、幸いにも上半身は元気そのもの、ちびちゃんにしてみれば普通にお散歩とかも行きたいわけです。そこで車椅子を自作!しばらくは外に出る時は車椅子生活でしたが、まあなんとか自宅で生活していく目処もたち一段落といった感じで、3歳を迎えようとしていました。

1ヶ月以上の入院、数年に渡る通院でお世話になった、
日本大学アニマルメディカルセンター                   


退院してきた頃のちびちゃん。骨髄液採取の為に背中剃られてます(笑)
ここ、なかなか生えてこなかったっけ・・・
床ずれを防ぐために、いつも柔らかい所にいたね。


退院してからは今まで以上に飼主ベッタリになりました。
気が弱くなっちゃったかな~?


なんとか迎えられた3歳のお誕生日!
この頃は、来年も迎えられるのかな~って思ってました。

                                   明日は「リハビリ編」かな~・・


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3) リハビリの毎日 [ちびちゃんの一生]

退院して暫く、外に出る時は車椅子生活だったちびちゃん、公園では前足だけで車椅子を引っ張り、楽しそうに動き回っていました。それはそれで良かったのだけど、使えなくなった後ろ足はみるみるうちに、筋肉が落ちていきました。
先生には一生立てないと言われたちびちゃんだけど、その頃少しでも回復してゆく事を願っていた飼主としては、望みを捨てず、暇をみてはリハビリに努めました。

当時、後ろ足はダラーっとして、ただ付いてる状態。足首は常に後ろ側に反転してました。
まずは体を支えて立たせて、足首を元に戻して地面につかせ、少しづつ自分の体重を後ろ足にかけるようにして、ちょっとでも足に筋肉を付けるところから始めました。
部屋で横になっている時も、足首を戻して後足を体の方に押して、力を入れさせたりもしながら・・

1ヶ月位続けるうちに、手を放しても数秒間自分で立っていられるようになりました。でもまだちょっとバランスがくずれると、すぐ倒れちゃっていたっけ・・
この頃になると、全く動かなかった後足も、歩く時におぼつかないまでも前後に繰り出すようになってきました。勿論下半身は吊り上げた状態でしたけど。

「は~い、ちびちゃん、立つ練習しようね~♪」
またですか~・・

「ヨッっと・・」
おおっ、すごいぞ~!がんばれ~!


「フウ、もうだめ

そんなこんなで、公園に車で連れていっては、なるべく後足を使うようにリハビリをする毎日が続きました。そして3月のある日、ついに手を放しても数メートル自力で歩けるようになったんです。
犬が歩いている姿には程遠い、なんともぶざまなカッコ、倒れるのを必至にこらえながらといった感じでしたが、それでもその時の感動は今でも忘れません。周りにいたお散歩友達もみんな、「わ~、歩いた!歩いた!」と大喜びしてくれました。病気になってからちょうど半年経った頃でした。
病院の先生も、奇跡だと言い、ヨタヨタ歩く姿をビデオに撮ってたりしてたっけ・・(笑)

飼主的には、この調子でいけば、また昔のように普通に歩けて走れるちびちゃんに戻れるかもしれないと、期待していたんだけど、結果としてはここまでの回復でした。

振り返れば、終始後足を補助してあげる負担は残ったけれど、ちびちゃんにしてみれば、車椅子よりははるかに快適な残りの犬生になったと思うので、リハビリ頑張って良かったかな~。
ちびちゃんも、よく頑張りました。


ちびちゃんのリハビリ・・というか、その後の一生に欠かせなかった介護用品です。
当時、日本製ではこういうものが売って無くて、最初は通販で買いました。
やはりワンコ関係は欧米の方が進んでいるのかな~・・
その後、型をとって、お友達やサーフショップに作ってもらい、ちびちゃんは
いろんな色、持ってました。(笑)
今では似たようなものが市販されるようになってきたみたいです。
健康なワンコも、歳とって後足が弱ってきたら、使ってあげるといいかも~


最初のうちは、介護パンツで擦れる内股の所にタオル挟んだり、
足も擦れるので靴下はかせたりと、重装備?でお散歩に行ってました。(笑)
だんだんと足に力が入るようになって、パンツにも体重が掛からなくなってきて、
いつのまにかタオルは要らなくなりました。
靴下も足裏の感覚を大事に考えて、やめました。
そのかわり、すぐ血出してたっけね・・

 まだまだ続く・・明日は「平穏な日々編」です。



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追加 [ちびちゃんの一生]

なんとかヨタヨタ歩けるようになった、ちびちゃん。
実際どんな感じだったか、動画を置いていきます。
もう立てないとまで言われたのが、ここまで回復出来たんです。
ちびちゃん、頑張ったよね~♪


ただ、見て分かるように、この頃はまだ体重40kg以上の肥満犬でした。
後足への負担を考え、この後、獣医さん指導のもとに、ダイエットに取り組みます。
飼主は心を鬼にし・・・、ちびちゃんは空腹に耐え・・・・、
僅か3,4ヶ月で10kg近く体重を落としました。
晩年は30kg台前半を保ち続け、足の運びも、もっと軽やかになっていきました。


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4) 平穏な日々 [ちびちゃんの一生]

その後のちびちゃん、徐々に後足にも力が入り始めて、調子が良ければ自力でヨタヨタと歩く位まで回復してくれました。
はり治療なども試しましたが効果は無く、これ以上は良くも悪くもならない状態かな~といった感じで、治療は終了・・病院にも行かなくなりました。

3歳後半から9歳頃までの6年足らず、ちびちゃんは普通のワンコと同じように家族に
囲まれ、再び平穏な毎日を過ごすことになります。

ただ、普通のワンコとちょっとだけ違った所・・・・
ちゃんと歩く時は下半身を支えてあげないといけなかった事。
それでも、足の運びが不自然で、アスファルトの上を歩くとすぐに爪が削れて血が出ちゃう事。
(毎日、車で芝生や土の公園まで連れていってのお散歩でした)
排泄排尿は、飼主が手伝ってあげないとだめだった事。
・・・ぐらいの、ものでした。
でも、どれも毎日毎回の事で、ごく当たり前の日常習慣でした。



左上:今は、そらちん愛用のドックベット(LL.Beanの特大サイズ)もともとはちびちゃんの
       ために買ってあげたものでした。
左下:ちびちゃんのぬいぐるみ。今はくり坊のおもちゃにされてちょっと可愛そう・・
右上:めいちゃんといっしょにごはんです。
右下:ゴロスリ大好き!体が芝だらけだよ~(>_<)


左上:ちびちゃんは女の子でした。
左下:なんとなくお気に入りの写真、今も携帯の待受画像に使ってます。
右側:そらちんを迎えて・・・そらちん、赤ちゃんだったね~
    ちびは、そらちんの事、よく面倒見てくれたよね~


左側:そらちん、1歳の頃・・・お散歩はいつも一緒。とっても仲良しでした。
右側:ちびちゃんのシャンプーは、ちゃんと立っていてくれないので毎回大変だったな~・・・。
    いつも二人掛かりで大仕事(笑)


左側:お散歩はいつもこうして、おしりを支えていました。ちびちゃんったら、普通のワンコ
       みたいにボール追いかけて走ったりするから、おしり持ち上げながら付いていく方は
       大変だったよ。
    ちびちゃんにしてみれば、「もっと早く走ってよ~」って思っていただろうね。
右側:車に乗ってお散歩に行く前と、帰って来て体を拭いてもらう前・・・
    そらちん、まだ1歳前だね。
    お散歩後は玄関で全身きれいに拭いてもらってから、おうちに入ります。


左上;もう、おばあさんです(笑)
左下:水の中では浮力で楽チン♪、うまく歩けなくても泳ぐのはとても上手だったね。
右下:排泄排尿が自分でコントロール出来ないので、家の中ではいつもおしめ着用です。
    そらちんはまだ避妊前だったので生理の時にだけ、はいていたっけね。
    大人用のリハビリパンツにしっぽの穴をあけて使ってました。
    何年も買っていたのに、もう買わなくなっちゃったな~・・・

いや~、ズラズラと写真いっぱいで見苦しくなっちゃいました・・・^^;
でも、どれもこれも思い出のつまった一場面です。
・・って、飼主だけの話ですよね^^;  さらっと、通過してください(笑)
明日は、こんなちびちゃんの命を奪う事になる病気のお話です。


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5) ガン発病 [ちびちゃんの一生]

命有るワンコ、そして人より短命・・・。 どんなに可愛がり、愛していたって、いつか必ずお別れの時は来ちゃうんですよね・・・

我家で最初のワンコ、とても思い入れの深いちびちゃんも、そんな時期を迎える事になります。
体は不自由だけど、他の面ではとても丈夫だったし、その頃はまだまだずっと先の事だと思っていたんですけどね~・・・

始まりはもうすぐ9歳になろうかという頃、2003年の暮れでした。
左足太ももに、10円玉ぐらいのちょっと赤く膿んだ箇所を発見!


初めはちょっとした皮膚のトラブルぐらいにしか考えてなく、塗り薬で対応・・
でも、1ヶ月以上経っても全然治らないどこらか、次第に体中の他の部分にも、点々と同じような症状がみられてきました。
獣医さんの判断で、組織を採取して病理検査に回してもらったのは、年が変わった2月の事でした。 結果は・・・


 
多発性皮膚リンパ肉腫、要するにガンの一種。
文献によれば、発生は年間10万頭あたり6~30頭、平均余命は30~60日、抗ガン剤等の化学的治療を行った場合112~365日、完全治癒は望めない・・・という、病気でした。
主に皮膚に症状が表れてくるとはいえ、リンパのガンなので、手術で患部を取り除くという治療は出来なかったです。

今後の事について、獣医さんと話し合いました。
獣医さんは言います・・・
「抗ガン剤を投与すれば、多少寿命は延びるでしょう。どんな形であれ一日でも長く生きていて欲しいと願い、抗ガン剤を使う飼主さんもたくさんいます。しかし、個体差はあるにせよ抗ガン剤の副作用は犬にとっては拷問に等しいかもしれません。」
「どうしましょうか・・」 と、

その場で即答した訳ではないですけど、話合った結果、最終的に、抗ガン剤は使わない事にしました。やはり副作用の事・・、そんな思いをさせても最長1年ぐらいしか生きられないのであれば、かえって可愛そうだと考えました。
とにかく、なるべくちびちゃんには辛い思いをさせたくはなかったんです。
結局、残された時間、ちびちゃんが、少しでも快適に過ごせるような投薬を続けていく事になりました。獣医さんも、「私も、その方がいいと思いますよ。」って、言ってくれました。


2004年2月5日、ちびちゃん9歳のお誕生日です。
このときはまだ、ガンと診断される少し前だっだんだけど、もしかしたら最後のお誕生日になるかもしれないって、うっすら思ってもいました。だからね・・いつもはあまりもらえなかったケーキ、チーズケーキを選んで、食べさせてあげました。 本当に最後のお誕生日になっちゃったね・・・


2004年3月21日、左から、ちびちゃん・くり坊・そらちん。
ガン宣告後1ヶ月ぐらいかな~・・、まだまだ元気だったよね~
でも集合写真としては最後になっちゃったね。

ふう・・・、書いていたら、悲しくなってきちゃったので・・(>_<)  続きは、あした・・



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6) 闘病の日々 [ちびちゃんの一生]

きのうの続き、書かなきゃね~・・・
でもこの先はつらいな~・・・

皮膚リンパ肉腫、症状が皮膚に出るって所が、良いような悪いような。
内臓の奥深くで、わからないうちに進行していくのと違い、日に日に悪化していくのが良くわかります。まあ、その分心の準備も進むってものなんですけどね~・・・

4月、5月と月日が経つにつれ、体の至る所の皮膚が腐ったような感じになっていきました。
ちょうど陽気が良くなっていく頃。気温の上昇と共に、かなりの異臭を放つようにもなりました。
しかし、平均余命はとうに過ぎたとはいえ、食欲も元気もまだまだありました。


患部は毛がごっそり取れて、グジョグジョと膿んだようになります。
毎日、薬で乾燥を促しました。でも、どんどん新しい所に・・・(涙)


5月頃になると、症状が進み、ビジュアル的にかなりひどくなっていきます。ワンコだから気にしないだろうけど、人間だったらショックでしょう。
かわいそうだけど、現実なので、写真もすこし置いておきます。 こわがらないでね~・・


特に、目の周り、口の中、耳の中といった粘膜の所にも症状が出ました。
口の中は荒れ荒れで、よくそれでゴハン食べれるねって感じ。
耳の穴は膿みのようなもので、もう塞がってました。あまり聞こえなかっただろうね~・・
目の周りもだんだん膿がひどくなり、朝起きるとそれが乾燥して目が開かない状態でした。
毎朝、お湯で湿らせながら、むりやり明けてあげたっけな~・・

こんな、人が見ればバケモノみたいな状態でも、自分達には愛しい存在・・・
飼主って不思議だな~って、この頃、思ったものです。


6月に入ると、体の方も徐々に衰弱していきました。
それまでは、皮膚の状態はひどくても、割りと元気で普通に生活出来ていたんですけどね~。
皮膚の方も、ひどい所は中の方まで腐って、膿を取ると骨が見えてしまうような所も出てきました。
毎日毎日、包帯を取替えてました。
食欲はまだあったんですけど、食べても食べても体重は減っていきました。
最終的には25kg位だったかな~・・若い頃、最盛期には42kgもあったのにね~
オシッコさせるのに外に連れだす時も、ほとんど体を支えてあげないと歩けなくなってました。



日に日に弱っていく、ちびちゃん・・・
勿論回復する事は絶対無いし・・、季節も初夏に入り、暑さもつらそう・・・
体、もう辛いんだろうな~・・
辛い思いはさせたくないとはいえ、この先もっと症状が進めば・・・

この頃になると、お別れの時期とその決断が迫っている事を痛切に感じ始めます。
前から決めていた事・・・、ちびちゃんがなるべく苦しまないように、いよいよとなった時は、
自分達の力で楽にさせてあげようと・・・そう、安楽死・・・

でも、でも、・・・辛そうなちびちゃんを見ていても、なかなかその決断は下せませんでした。
もう、とっくに心の準備は出来ているはずなのに・・・

いよいよの時って??、その目安の一つに食欲を考えていました。
ちびちゃんはとても食欲旺盛、食べる事が大好きな子でした。
そんなちびちゃんが食べれなくなった時、それは余程辛くなった時なんだろうと・・
この頃はもう口の中が荒れて、かたいフードは噛めないので、柔らかいフードを混ぜて与えていました。口の中も出血していて、食べ終わった容器にはいつも血がたくさん付いていたっけ・・・
そんな状態でもまだなんとか食べていてくれた事も、決断出来ない理由の一つでした。

しかし、ついにその日は訪れます・・・明日、いよいよお別れです。



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7) お別れの決断 [ちびちゃんの一生]

20004年6月30日
季節は梅雨、朝から雨まじりのどんよりとした日でした。
とうとう、ちびちゃん、ゴハンも食べようとしなくなりました。
息づかいも荒く、苦しそう・・・
この時の自分の気持、なんとも言い表せません・・
やっと、決心をつけました。
もう十分頑張ったね。楽にしてあげようね・・・

獣医さんに連絡しました。
本当はね、最後は住み慣れた家で逝かせてあげたかった・・・
獣医さんもそうしてくれるって言ってくれました。
でも、いろいろ考えて・・、結局、連れていく事にしました。


両脇におにいちゃん達が座って、病院に行きます。
自分が小さい頃から一緒に生活してきた子供達にとっては、今の「そら」や「くり」よりも、
ちびちゃんとの思い出が一杯なんだろうな~。


病院での事は辛くてあまり書けません・・・流れだけを・・・

 着きました。
全然動いていないのに・・・暑くもないのに・・・
「ハア、ハア、ハア」と、もう、息遣いがとても苦しそうでした。


最初に麻酔で眠ってもらいます。
この時、荒かった息遣いが段々と落ち着いていき、それだけでも
ホッとした事を、とても良く覚えています。


眠った後に、いよいよ薬を注入。
家族全員に見守られて、旅立ちます・・・
もう、苦しくないよね・・、眠っている間に逝けるんだから・・
この時の事考えると、今でもとても悲しくなります。

   
徐々に波形が弱まっていき・・・、ついに信号ゼロに・・・



もう、逝ってしまいました・・・
動物好きな下のおにいちゃん、ず~っとちびちゃんをさわっていたっけね。


目、開いてるように見えるけど、爛れているからです。
目はちゃんと閉じてます。


万が一、生き返ったら可哀想なので、時間をかけて、念入りにチェックするそうです。


さようなら、ちびちゃん・・・

ついに訪れた最後の日、とても悲しい日でした。
結局最後は安楽死という、若干複雑な選択をしてしまったのですが、全然後悔はしていません。
ちびちゃんにとっては、良い事だったと思っています。
獣医さんも、「これ以上のちびちゃんにはもう苦しみしかないだろうから、良かったと思います。」と
言ってくれました。

ここまでの間、獣医さんには本当にお世話になりました。
少しも事務的な所は無く、いつも親身になって接して頂き、とても感謝しています。
病状が進むにつれ、倍々に増えていった薬の代金、負担が大きすぎるからといって当初の量の代金でずっと据え置いてくれたり・・・
この日の処置料も、ここまでよく面倒を見てくれたからといって、無料にしてくれたり・・
金銭的にも、とても良くしてくれました。
この場を借りて、「本当に、ありがとうございました」と、言っておきたい気持です。

          
      とうとう、逝ってしまったちびちゃん・・・明日で終ります。

 


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8) 最後に [ちびちゃんの一生]



ちびちゃんが亡くなって、お散歩友達を中心に沢山の花束を頂きました。
これはごく一部、飾りきれない程でした。
ネットでも沢山のお悔やみの言葉を頂きました。
「本当に皆さん、有難うございました。」 という気持で一杯です。
ちびちゃん、幸せ者です。

今まで書いてきた通りの、ちびちゃんの9年と5ヶ月弱・・・
普通のワンコのように、走り回り飛跳ね回る事ができたのは、2歳半まで。
その後の7年間は飼主の補助なくしては生活できない体・・・
そんな自分を分かってか、ちびちゃん、とても聞き分けの良い子でした。
飼主側としても、体を支えたり、特に毎日毎回の排泄排尿の手助け等で、
普通のワンコ以上に、その体に触れる事が多かったと思います。
だから・・・、そういう感覚がすごく残っているんです・・7年間の・・・
体を支えていた左手、いつもオシッコを絞っていた右手・・・
亡くなって、1年以上経つ今でも鮮明に・・・
ちびちゃんがいなくなって、そういうお世話が無くなってしまった事がすごく寂しく感じます。
たまに、そらちんに同じ事してみて、懐かしんだりして(笑)
でも、感触が全然違うだよね~ぷぷっ。



仕事が暇なこの機会にと思い、連日書き続けた「ちびちゃんの一生」、
端折って書いたつもりでも、ずいぶん長くなってしまいました。
特に病気の部分がね・・・(^^;)
でも実際には楽しかった年月の方が長くて、思い出も一杯なんですよ~♪

この一週間、自分自身の為、そして天国のちびちゃんの為に・・と思って、書いてきました。
とはいえBlog・・、読んでくださった皆さん、そして更に暖かいコメントを残してくれた皆さん・・・
本当に、どうもありがとうございました。

                                           おわり

因みに、現在のちびちゃんはこちら


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