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6) 闘病の日々 [ちびちゃんの一生]

きのうの続き、書かなきゃね~・・・
でもこの先はつらいな~・・・

皮膚リンパ肉腫、症状が皮膚に出るって所が、良いような悪いような。
内臓の奥深くで、わからないうちに進行していくのと違い、日に日に悪化していくのが良くわかります。まあ、その分心の準備も進むってものなんですけどね~・・・

4月、5月と月日が経つにつれ、体の至る所の皮膚が腐ったような感じになっていきました。
ちょうど陽気が良くなっていく頃。気温の上昇と共に、かなりの異臭を放つようにもなりました。
しかし、平均余命はとうに過ぎたとはいえ、食欲も元気もまだまだありました。


患部は毛がごっそり取れて、グジョグジョと膿んだようになります。
毎日、薬で乾燥を促しました。でも、どんどん新しい所に・・・(涙)


5月頃になると、症状が進み、ビジュアル的にかなりひどくなっていきます。ワンコだから気にしないだろうけど、人間だったらショックでしょう。
かわいそうだけど、現実なので、写真もすこし置いておきます。 こわがらないでね~・・


特に、目の周り、口の中、耳の中といった粘膜の所にも症状が出ました。
口の中は荒れ荒れで、よくそれでゴハン食べれるねって感じ。
耳の穴は膿みのようなもので、もう塞がってました。あまり聞こえなかっただろうね~・・
目の周りもだんだん膿がひどくなり、朝起きるとそれが乾燥して目が開かない状態でした。
毎朝、お湯で湿らせながら、むりやり明けてあげたっけな~・・

こんな、人が見ればバケモノみたいな状態でも、自分達には愛しい存在・・・
飼主って不思議だな~って、この頃、思ったものです。


6月に入ると、体の方も徐々に衰弱していきました。
それまでは、皮膚の状態はひどくても、割りと元気で普通に生活出来ていたんですけどね~。
皮膚の方も、ひどい所は中の方まで腐って、膿を取ると骨が見えてしまうような所も出てきました。
毎日毎日、包帯を取替えてました。
食欲はまだあったんですけど、食べても食べても体重は減っていきました。
最終的には25kg位だったかな~・・若い頃、最盛期には42kgもあったのにね~
オシッコさせるのに外に連れだす時も、ほとんど体を支えてあげないと歩けなくなってました。



日に日に弱っていく、ちびちゃん・・・
勿論回復する事は絶対無いし・・、季節も初夏に入り、暑さもつらそう・・・
体、もう辛いんだろうな~・・
辛い思いはさせたくないとはいえ、この先もっと症状が進めば・・・

この頃になると、お別れの時期とその決断が迫っている事を痛切に感じ始めます。
前から決めていた事・・・、ちびちゃんがなるべく苦しまないように、いよいよとなった時は、
自分達の力で楽にさせてあげようと・・・そう、安楽死・・・

でも、でも、・・・辛そうなちびちゃんを見ていても、なかなかその決断は下せませんでした。
もう、とっくに心の準備は出来ているはずなのに・・・

いよいよの時って??、その目安の一つに食欲を考えていました。
ちびちゃんはとても食欲旺盛、食べる事が大好きな子でした。
そんなちびちゃんが食べれなくなった時、それは余程辛くなった時なんだろうと・・
この頃はもう口の中が荒れて、かたいフードは噛めないので、柔らかいフードを混ぜて与えていました。口の中も出血していて、食べ終わった容器にはいつも血がたくさん付いていたっけ・・・
そんな状態でもまだなんとか食べていてくれた事も、決断出来ない理由の一つでした。

しかし、ついにその日は訪れます・・・明日、いよいよお別れです。



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コメント 8

ここ数日、読む勇気が出せずに、写真だけチラッと見せていただいていましたが、今日、いっきに拝見しました。

ちびそらさんも、奥様も、すごく献身的に看病されている様子に、尊敬しました。
お仕事や家事もあっただろうし、お子さんのお世話もあったし、ちびちゃんは
愛されて、幸せでいっぱいだったと思います。

我家の近所にもゴールデンが結構たくさんいましたが、みんな7-8年で亡くなってしまいました。乳癌だった子もいますし、突然死だった子もいます。

近所で一番長生きのゴールデン君は今10歳。
ちょっとかわいそうなことに、お庭で飼われていて、蚊にさされまくっています。
なんだか、最近、皮膚にただれが出ていて、気になっていますが、
飼い主さんは、共働きで、ご主人はほとんど留守だし、子供もいて、なかなか面倒が行き届いていないみたいで、元気なんですが、見ていて、すごくかわいそうなので、最近は、そのお宅の前はあまり通らなくなりました。

そうそう、話しは変わりますが、昨日、今日と、ワンコのもらい手を探していると
言う話を聞きました。

なんと、2歳のゴールデンを2匹と、産まれたばかりのMダックス四匹。
別々の方から、うちにお話が来たんですが、狭い我家ではゴールデンは無理だし、Mダックスは、やんちゃなので、ちょっと我家には無理かな・・・って話ました。
マルチーズなら、欲しいなーって思っているんですが、なかなか
うまくいきませんね。
by (2006-02-25 02:26) 

ノールママ

(T_T)
ちびちゃんの事、数日前から読ませてもらってます。
ちびちゃん幸せだったのですねぇ。
ちびちゃんの状態でちびちゃんの症状。
お世話と言うか介護?が大変なのはよ~~~~っくわかります。
それを大変と思わずに愛情を持って出来るのはやっぱり家族ですもんね。
続きを書くのは辛いでしょうが最後まで見届けさせてくれると嬉しいです。
by ノールママ (2006-02-25 12:35) 

jewel

涙なしでは読めません、
画像が見られません。
でも、しっかり見ました。
現実を受け止めました。
ちびちゃんの美しさ、生きているちびちゃん、
ちゃんとちゃんと見させてもらいました。
ありがとうございました、ちびそらさん!
そして、胸が締め付けられるほどに病気が進行しても
家族のそばにいたいと思っているちびちゃんの
気持ちが画像から伝わりました。
ジュエルがいつか寿命か病気で命尽きる時
私は私の全てで彼女に向かい合いたいと思います。
by jewel (2006-02-25 18:24) 

ひめ

今日も泣かされた。
この頃、ほとんどちびに会っていなかったから、こんなに病気が進んでいるとは
知らずにいたなぁ。
初めて会った時から、ちびそらくりと一緒に山中湖へ行ったことなどなど。思い出が
山のようにあふれてきます。
by ひめ (2006-02-25 22:30) 

spirit_of_life

まだ全部は読んでいないが、闘病生活は大変だったでしょうね。
今向き合っていこうとしていることの勇気にも尊敬の念で読んでおります。
あなたはすばらしい飼い主で、すばらしい出会いがありましたわね。
本当に深い愛情が伝わってきます。
by spirit_of_life (2006-02-25 23:13) 

ちびそら

>ひまわりさん
自分は、自宅で仕事なので、時間的にもたくさんちびちゃんに接してあげられたんです。共働きで昼間留守だと難しいですよね。その点でもちびちゃんには良かったと思います。
あたらしいワンちゃん迎えるのも、ランちゃんがもしもの時に、ペットロスに陥らない為の方法ですけどね~・・・
まあそれについては、人それぞれ考え方が違うみたいですけど、相性さえ良ければ、ワンコにとっては良い事だと思うんです。
犬は群れの動物ですからね。
あ、ゴールデン、狭い家でも全然平気ですよ~
むしろ家の中では大型犬の方が動きがゆったりとしていて落ち着きます。
くり坊は、ちょこまか・ちょこまか、動き回っているけど、
そらちんは、のっそり・のっそり、だからね。

>ノールママ
いや~、ノールママさんまで読んでいてくれていたなんて、経験豊富なプロを前に、お恥ずかしいやら何やら・・(笑)
そう、家族だから、愛するワンコだから、心から自然に出来るんですよね~。
他人が見れば大変かもしれないけど、自分たちは全然そんなふうには考えないものね~

>jewelさん
どうもありがとう・・
そんな気持になって、そんな事考えてくれたなんて、なんか嬉しいです。
でもね、愛犬がこういう事になったらその時は、みんな同じような気持になり、同じような事をすると思うんです。
だから今から気合入れなくても大丈夫だよ(笑)

>ひめ
そうだね~、この頃はもうお散歩も行けなくなっていたからね~
ひめに思い出してもらって、天国のちびも喜んでるよ。
次は亡くなっちゃうからね、もっと泣いちゃうかもよ~ん

>Aishastaさん
いや、そんな事はないんですよ。
愛情があればごく自然な事なんで・・・
確かに、ちびちゃんには沢山の事を伝えてもらいました。
きっと、今居るワンコたちにも活かされていくと思っています。
by ちびそら (2006-02-26 13:26) 

mogumogu

後肢麻痺にがんまで・・。
ちびちゃんばっかり何でこんな目に・・・・・
文字がかすんで何度も同じとこ読んじゃう。
どんな姿になったって、ちびちゃんはちびちゃんだもの・・・。
生きようとしてる限り、お別れの決断なんてそう簡単には出来ないよ・・・。
ちびそらさんの気持ちよくわかります・・・。
by mogumogu (2006-02-27 22:49) 

ちびそら

>mogumoguさん
6月になってから急に弱ってきたんですよ~・・
きっと内臓への転移が進んだんでしょうね~・・
だからちびちゃんも辛かったんじゃないかな~
本当はもう少し早く楽にしてあげた方が良かったのかもしれません。
実は、6月中旬頃にも1回、獣医さんに「もう、お願いします・・」って電話した事があったんですけどね、結局その時は踏みきれませんでした。
by ちびそら (2006-02-28 09:31) 

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