5） ガン発病

命有るワンコ、そして人より短命・・・。　どんなに可愛がり、愛していたって、いつか必ずお別れの時は来ちゃうんですよね・・・

我家で最初のワンコ、とても思い入れの深いちびちゃんも、そんな時期を迎える事になります。
体は不自由だけど、他の面ではとても丈夫だったし、その頃はまだまだずっと先の事だと思っていたんですけどね～・・・

始まりはもうすぐ９歳になろうかという頃、２００３年の暮れでした。
左足太ももに、１０円玉ぐらいのちょっと赤く膿んだ箇所を発見！


初めはちょっとした皮膚のトラブルぐらいにしか考えてなく、塗り薬で対応・・
でも、１ヶ月以上経っても全然治らないどこらか、次第に体中の他の部分にも、点々と同じような症状がみられてきました。
獣医さんの判断で、組織を採取して病理検査に回してもらったのは、年が変わった２月の事でした。　結果は・・・


  多発性皮膚リンパ肉腫、要するにガンの一種。
文献によれば、発生は年間１０万頭あたり６~３０頭、平均余命は３０~６０日、抗ガン剤等の化学的治療を行った場合１１２~３６５日、完全治癒は望めない・・・という、病気でした。
主に皮膚に症状が表れてくるとはいえ、リンパのガンなので、手術で患部を取り除くという治療は出来なかったです。

今後の事について、獣医さんと話し合いました。
獣医さんは言います・・・
「抗ガン剤を投与すれば、多少寿命は延びるでしょう。どんな形であれ一日でも長く生きていて欲しいと願い、抗ガン剤を使う飼主さんもたくさんいます。しかし、個体差はあるにせよ抗ガン剤の副作用は犬にとっては拷問に等しいかもしれません。」
「どうしましょうか・・」　と、

その場で即答した訳ではないですけど、話合った結果、最終的に、抗ガン剤は使わない事にしました。やはり副作用の事・・、そんな思いをさせても最長１年ぐらいしか生きられないのであれば、かえって可愛そうだと考えました。
とにかく、なるべくちびちゃんには辛い思いをさせたくはなかったんです。
結局、残された時間、ちびちゃんが、少しでも快適に過ごせるような投薬を続けていく事になりました。獣医さんも、「私も、その方がいいと思いますよ。」って、言ってくれました。


２００４年２月５日、ちびちゃん９歳のお誕生日です。
このときはまだ、ガンと診断される少し前だっだんだけど、もしかしたら最後のお誕生日になるかもしれないって、うっすら思ってもいました。だからね・・いつもはあまりもらえなかったケーキ、チーズケーキを選んで、食べさせてあげました。　本当に最後のお誕生日になっちゃったね・・・


２００４年３月２１日、左から、ちびちゃん・くり坊・そらちん。
ガン宣告後１ヶ月ぐらいかな～・・、まだまだ元気だったよね～
でも集合写真としては最後になっちゃったね。

ふう・・・、書いていたら、悲しくなってきちゃったので・・(>_<)　　続きは、あした・・

コメント 13

う～～ん・・・悲しいですね。９歳って短いようだけど
とても幸せだったに違いありません。
うちの先代リリーも皮膚にイボイボがたくさんできる病気でした。
癌ではなかったけど、カラーをつけたちびちゃんを見てたら
なんだか思い出しちゃいました。
by (2006-02-24 01:27) 

はじめまして m(__)m
キウィ（トイプードル）ママのみかんと申します。
読んでいて涙が出てきました ﾟ･(ノД`)ﾟ･｡
キウィは今２歳ですが、『あと何年一緒に居られるんだろう…』とふと考えてしまい、とても不安になります…。
ちびそらさん、また読ませてもらいますね。
by みかん (2006-02-24 05:51) 

ちびちゃんは、やっぱり幸せものですね。愛情いっぱいにつつまれて～。
前記事のコメントのお返事に、泣きそうになっちゃったよ・・・・。
そして、ちびちゃん、くりぼう、そらちんの３ショット！！！もう、みんなそっくりなんだもの！くりぼうったら、ほんとうはミニチュアゴールデンでしょう？！
でも、こうしてみると、ちびちゃんは、そらちんの中にもいるし、くりぼうのなかにもいるんですよね。ね、ちびちゃん！
by ゆう (2006-02-24 10:54) 

時々お風呂で「もしジュエルが
死ぬようなことになったらどうしよう」
なんて考えて泣くことがあります。
だから、毎日精一杯の愛情で
気持ちを伝えたいと思ってます。
ちびちゃんもそんなちびそらさんの
気持ち、十分わかっていたのでしょうね。
写真の表情が物語っています。
by jewel (2006-02-24 13:08) 

＞ボンボンジュールさん
先代リリーちゃん、亡くされているんですね～・・
いつかは、と分かっていても、悲しい事ですよね。
リリーちゃんの事も、たくさん思い出してあげて下さい・・。

＞みかんさん
はじめまして～♪　コメントありがとうございま～す。
キウィちゃんは、健康でまだ２歳なんですよねぇ・・
そんな事まだまだ考えなくても～～
ゴールデンと違って、小型犬は寿命も長いしね～♪
もうこの後は、お決まりの悲しい話になっちゃうだろうけど、
読んでくれたら嬉しいです。

＞ゆうさん
この頃はほんと親子みたいだったよ～
子供とお母さんとばーちゃん、みたいな（笑）
くり坊にちびちゃんの記憶はあまりないかな～？
でも、くり坊はそらちんを慕い、そらちんはちびちゃんを慕って大きくなったんです・・・みんな繋がってる。
くり坊にはちびちゃんと同じくせがあってね、いつも、ちびちゃんみたいだねって言われているんだよ～♪
by ちびそら (2006-02-24 13:16) 

つらいですけど、ゴールデンにすごく愛情を注いでいるのが分かって
幸せだったんだなって思います
でもやっぱりつらいですね
by shimy (2006-02-24 13:22) 

おお、ｊｅｗｅｌさん、入れ違い～
ジュエルちゃんも若いから、まだまーだの事だよね～
とはいっても、ワンコの一生はやっぱり短いですよね。
それだけに今も、一日一日を大切に！って、心がけてます。
忙しくて、そうもいかない時もあるんだけどね～＾＾；
by ちびそら (2006-02-24 13:28) 

あれｓｈｈｉｍｙ-911さんも入れ違いだ（笑）
ありがとね～
悲しいけど、ワンコと暮らしている以上、いつかは来る事だものね。
今だからこうして冷静に振り返って、書く事が出来るんです。
by ちびそら (2006-02-24 13:35) 

読んでるこっちも悲しくなってきちゃったよ…。
andyも一緒に読んで、シンミリしてます。
by ひめ (2006-02-24 21:04) 

う～ん・・・、ひめは特に身近だから余計だね。
ワンコの一生とか書くと、最後はどうしてもこういう話になっちゃうよね～・・・
まだ、続くんだな～
by ちびそら (2006-02-24 23:41) 

読んでるとやっぱり悲しくなってしまいました。
わんちゃんと暮らしてると最後はお別れがまってるんですよね…
でも、ちびちゃんは幸せ者ですよね。
by ユキサクラカエデ (2006-02-25 08:59) 

ありがとね～
サクラちゃんとカエデちゃんも幸せ一杯そうだよ～。
これからも、なるべく時間を作って、たくさん一緒に居てあげてね～。
お別れしたら、もう遊べないもんね。
by ちびそら (2006-02-27 13:45) 

＞ｍｏｇｕｍｏｇｕさん、ｎｉｃｅありがとうございます。
by ちびそら (2006-02-28 09:20)